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デジタル経済化への背景・平成の通信環境の進化|令和元年版情報通信白書感想①

令和元年版情報通信白書をざっと読んでみたところ、 時代感覚を掴める良い内容だと感じました。 通信環境の変化がどれほど劇的な変化を我々の暮らしにもたらしたのか。 今後もモバイル通信の5Gへの移行などにより変化は続きます。 過去、現在、そしてこれからへ向けた大まかな流れを把握しておくことは、 今後の変化へ対応していくために有益なことだと感じます。

情報通信白書で時代感を理解しよう

総務省から令和元年版情報通信白書が公開されています。

総務省|令和元年版 情報通信白書|PDF版

インターネットが身近なものになり、情報通信環境の理解が、生活する上でも非常に重要になっていると感じます。 情報通信白書の内容が時代感を理解するのに役立つ内容になっていると思います。

令和元年版 情報通信白書の流れと構成

令和最初の情報通信白書。 ICTが、「デジタル経済」という新たな経済をもたらした、という文脈の中で、 デジタル経済が進化した平成という時代を振り返り、今後の新しい社会、 令和以降は新しい社会であるSociety5.0が実現されていく、という内容となっています。

「第1部 特集 進化するデジタル経済とその先にあるSociety 5.0」と 「第2部 基本データと政策動向」の2部構成で、420ページ。 なかなかのボリュームの資料です。 流れに沿って感じたことを書いてみます。 なんとなく雰囲気が感じられるものになれば幸いです。

通信環境の進化が著しかった平成

令和になって3ヶ月です。平成の振り返りなんてものをしていませんでしたが、 平成30年史の生活変化において、一番大きく変化したものは、携帯電話の世界かもしれません。 白書では通信環境の変化が年表化されており、 その変化を元に振り返りが出来るようになっています。

平成元年当時、まだポケベルも始まったばかりの状態。 ポケベルは、最初はビジネス用途で、プライベートでポケベル契約するような時代でもなかったと思います。 平成3年くらいから一般に浸透したのかなと思います。

ポケベル時代の通信内容、数字で数桁とか、日本語で数桁とか、 それを固定電話から営業が持っているポケベルに送り、それに気づいたら折り返しで電話してくるというような世界。 ポケベル自体は受信のみで送信機能なし。 それを、若者がコミニュケーション目的で使いだしていく。コギャルとかって言葉が流行ったような時代でしたか。 高校生が、公衆電話で数字でメッセージ送る光景を見かけたような。 打ち方暗記してて、超早い連打でメッセージ送るっていうやつですね。

そこから30年の間に、携帯電話を経てスマートフォンにまで変遷していくわけです。 movaの登場が1991年(平成3年)、PHSの登場が1995年(平成7年)だったんですね。 i-modeの登場が1999年(平成11年)、カメラ付きケータイが2000年(平成12年)、iphoneの登場が2008年(平成20年)と。

振り返ると、みんながケータイを持ち始めたのが、PHSの登場後、1996〜7年くらいからだとして、 携帯電話は、20年ちょっとの間に生活へ浸透してスマホにまで高機能化されたということになります。 スマホも、登場してからもう10年以上経過している。 ポケベルから考えると現在の携帯通信の通信量の増加具合のすごさ。

携帯電話の浸透と並行して、インターネットの浸透というのもありました。 ADSLの開始が1999年(平成11年)。 ADSLといえば、YahooBBが、道端に販売員立たせて無料のモデムを配りまくって普及させていたような記憶がありますが、 その辺りで、家でパソコンでインターネットという環境が整備され、インターネットが当たり前に生活に利用されていくようになったと思います。

それまでは、インターネットはある程度は普及していたと思いますが、回線速度も遅く、通信料金を気にしながら使っている状況で、 なんでもかんでもインターネットで調べるという感じでもなかった。 その後ADSLから光回線になっていき、当たり前のインフラとなっていきますが、まだまだインターネットはパソコンで利用するのが主流だったように思います。

そこに、スマートフォンの登場です。家庭内でパソコンで利用していたインターネットが、携帯端末で利用可能になっていきます。 結果、家庭に共有のインターネット端末があるという環境から、個人がインターネット端末を常時持っているという環境になった。 しかもその通信量も、高画質の動画を見れるほどに増大なものになりました。 この変化はとてもとても大きいことです。私たちのライフスタイル、そして経済へ多大な影響を与えるものとなりました。

通信環境の進化はライフスタイルを大きく変えました

平成の30年で、固定電話が主流の世界から、スマートフォンで個々人が通信を行う環境にまで進化したということ。 通信環境の進化が、人と人とのコミュニケーションや、物の買い方、サービスの手配、コンテンツの楽しみ方など、 生活の中の様々な行動を変え、人々のライフスタイルを大きく変化させたと思います。 平成は、通信環境がライフスタイルを大きく変えた時代、ともいえるのではないでしょうか。

これからを考えるとき、これまでの流れを振り返っておくことは大事だと感じました。 過去の流れからの延長線上に環境は進化していく。 今の保育園児が社会に出ている20年後はどんなことになっているでしょう。

平成でこれだけの変化があったわけですから、ちょっと想像がつかない感じもします。 ただ、今のまま、なにも進化せずにとどまるとは思えない。

このあたり、情報通信白書の続きを読んで感じてみたいと思いますが、こんなところで一旦終了、 ②に続けたいと思います。

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