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デジタル化がもたらすデジタル経済、国はSociety5.0を志向?|令和元年版情報通信白書感想③

令和元年版情報通信白書感想②の続きです。 ②はこちら。

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情報通信白書を斜め読みしています。

総務省|令和元年版 情報通信白書|PDF版

Society5.0とは

①と②で過去と現状を眺めたので、これからの話しを拾ってみようかなと思います。 今後の新しい社会、Society5.0?に向けての文脈です。 まず、Society5.0とはなんなのでしょう。政府広報を見てみました。

Society5.0は、

Society1.0(狩猟社会)→Society2.0(農耕社会)→Society3.0(工業社会)→Society4.0(情報社会)

として進化した社会から、更に進化した、

Society5.0 (超スマート社会)

で、 ”サイバー空間と現実世界を高度に融合させたシステムにより、経済発展と社会的課題の解決を両立する人間中心の社会”とのこと。

政府広報のサイトは、ドローン、AI家電、遠隔診療、自動運転などなど、によって経済発展と社会的課題の解決がされている様子を元に、 新しい社会のイメージを伝えようとしているもののようです。んー、ちょっと難しい。

www.gov-online.go.jp

デジタル経済の進化と対応

すでに情報のデジタル化が進んできている現状ですが、さらにデジタル化が進むことによって、 分析能力向上、限界費用と取引費用の低減が起こり、それは、市場の拡大等の経済活動の変化を起こすことになる、 ICTの活用領域は個別最適から全体最適へと変化してくる、というのが前提になっているようです。 概念的でむずかしいですね。

こういったデジタル化の力を活用し、より豊かな社会を実現するためには、ICTの位置付けの再定義、オープンイノベーション、 働き方改革などの改革が必要になってくるということで、それにより、ICTと人間の関係性が変わって、働き方が変わる、人間ができることが強化されていくと。んー。

ICTは、より広範囲に、より高度に活用されていくということなのかと思います。 これまではPCやスマホの画面の中のWEBブラウザやソフトウェアの範囲に活用範囲がとどまっていたものが、 画面内の制約を超え、その外の世界の全てに大きく広がってくるという感じでしょうか。

デジタル化とはなんなのか

それは、これまではデジタルデータ化されていなかった情報がデジタルデータ化されるということなのかなと思います。 結果、そのデータからのフィードバックを受けた種々の活動はより高度化されていく、行動が最適化されていく。 膨大なデータを記録可能にする技術の進歩と合わせて、膨大なデータを処理して活用するための技術も進歩していることが要因です。 そして、それらはこれからも進歩するでしょう。 手にするもの、目にするもの、あらゆるものは通信でつながりデジタルデータをやりとりしていて、状況に応じて最適なサポートをしてくれるという感じでしょうか。 それは、ドローンであったり、家電であったり、医者に患者の状況を教えてくれる体調データであったり、自動車であったりすると。 なんか政府広報の内容とつながってきました。

そういった世の中ですから、SEのような専門家だけに頼るのではなく、みんながICTを理解して活用できないとダメですよというニュアンスもあるでしょうか。 あらゆる領域でうまくICTを活用しないといけないよ、ICTが活用されることを許容しないといけないよ、ということなのかな。

政策の状況

詳細には触れませんが、そんな背景があるので、総務省の政策は、ちゃんとあらゆる領域を、社会全体のICT化を推進していますよ、ということなのかなと思います。 総合的に必要な政策に取り組んでいる、と言いたいのでしょうか。官民連携もしてICTの利活用推進やICTインフラの整備などを総合的に進めますという感じか。

電気通信政策、電波政策、放送政策といった、いかにもな話から、教育における文科省との連携の話など、現在の政策の説明に繋げています。 この白書の内容だけでは、政策がきちんと、前段で評価した社会情勢に対してマッチした取り組みになっているのかよくわかりませんが、 資料上の体裁としては、そういう建て付けなのかなと思います。 また、2020年のオリンピックイヤーがタイミングとしては大きく意識されているようで、オリンピックイヤーに色々と実現したい取り組みがあるようです。

個人的には、5Gとオープンデータに関する取り組みは、生活に直結する要素が大きいかなと思いますので、実現が待ち遠しいと感じます。 もう来年ですが、うまく実現されてほしいところです。

5Gに関しては、利用機器側の対応とか料金設計とかが普及の足かせにならないように進めてほしいですし、オープンデータに関しては、 有益な情報が省庁や市区町村なども含めて、横断的にオープン化、API対応されるような取り組みにしてほしいと思います。

デジタルの力で、社会的課題が解決されるということを言っているわけですから、社会的な枠組みでの対応は非常に重要になると思います。 社会的課題の解決に必要な、国レベルで実施すべきデジタルデータの整備などは、まったなしで実行してほしいものです。 Society5.0の発想から言うと、デジタルデータの取得コストが経済的発展の妨げになるのではないかと思います。 人口動態、気象情報などの公的機関が持っている有益な情報が、自由に、容易に活用できることは、デジタルを活用した経済的発展にはとても重要だと思います。

内容を把握しておきたい有意義な資料だと思います

情報通信白書を斜め読みした結果を書いてきましたが、今回で最後です。 なかなかボリュームがある資料なので、斜め読みで解釈の違いなどもあるかもしれませんが、なんとなく雰囲気は掴めたかなぁと思っています。

この白書の言うように、今後はデジタルの活用が、日本の経済的発展には不可欠だと思います。 テクノロジーがグローバルレベルでどんどん進化していく中で、その活用を妨げるのは、人々のマインドによるところが大きいかなと思います。 変化に柔軟に対応できるように、時代感をきちんと捉えていたいなぁと思います。

この白書、小説のように楽しく読めるような類のものではないですが、時代感を捉えることができる資料として、 これだけの資料が無料で閲覧できるわけですから、ざっと眺めておいて損はしないかなという風に感じました。

 


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